メッセージ

タイ教育省基礎教育委員会事務局は、管轄の教育機関が学習者の学力と興味に応じた第二外国語の教育を提供できるように奨励し支援しています。日本語は、生徒が学習に興味を示す第二外国語の中でも一、二を争います。日本語の授業学習を提供する教育機関は、中等教育前期と中等教育後期とで約400校あります。共同で作成した協力合意覚書に基づく3つのプロジェクトは、いずれも、タイにおける日本語教育の振興を目的としています。特に、日本研修招聘プログラムは、教員のスキルや知識能力の向上を助けるものであり、タイにおける日本語学習者の質のレベルアップにとって大変に重要な要素となります。

タイ教育省基礎教育委員会事務局は、博報堂教育財団に対して感謝するとともに、喜んで連携・協力をさせていただきます。「日本語教育プログラム」が、タイの学校現場における日本語教育の発展に良い結果をもたらし、生徒の日本語能力向上に貢献することを確信しています。

タイ教育省基礎教育委員会事務局長 アンポーン・ピナサー

タイと日本は長い交流の歴史の中で大変良好な関係を築いてまいりました。経済から文化に至るまで、様々な分野での連携が進んでいますが、その土台は、互いの国の言葉や文化を知るという草の根の交流です。博報堂教育財団の「日本語教育プログラム」は、日本語教師の皆様に日本での研修の機会を提供する大変有意義なプログラムです。このプログラムを通じ、タイと日本の関係が更に深まっていくことを期待しています。

在タイ日本国大使館 大使 梨田和也

タイには、約18万人の日本語学習者がおり、その数は全世界で5番目です(2018年国際交流基金調査)。そのうちの約80%が、小・中・高校で日本語を学ぶ学生の皆さんです。より多くの方に、より高いレベルの日本語を学んでもらうためには、教師のレベルアップもとても重要です。この新しいプログラムでは、私たち国際交流基金も協力し、充実した日本での研修内容をお届けします。多くの教師の皆さんからのご応募を歓迎します。

国際交流基金バンコク日本文化センター 日本語事業部長 松井優樹

タイ国日本語日本文化教師協会(JTAT)は約300人の会員を誇る、大学・高校などのタイ人日本語教員を中心とした教師会です。私たちは、21年3月からスタートの博報堂教育財団「日本語教育プログラム」を心から歓迎します。タイの小学校・中学校・高校で日本語を教えている、タイ人の先生方が、日本で最長3週間の研修を受けられる絶好の機会です。ぜひ本プログラムに応募し、日本で日本語や教授法のブラッシュアップを目指しましょう。

タイ国日本語日本文化教師協会(JTAT) 会長 スニーラット・ニャンジャローンスック

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