この活動は日本語教育及び日本語教員養成にあたる大学・大学院の研究支援を目的として、使途自由な研究支援費を寄附するものです。日本語教育に熱心に取り組んでいる先進的な大学・大学院に自由に資金を使っていただき、その取り組みを更に前進させていただくとともに、当財団にて、寄附先のそれぞれの大学・大学院の取組みの工夫等を広報することにより、タイの日本語教育を行う大学・大学院全体のレベルアップに少しでも貢献したいと考えて、取組みを2021年から始めましたるものです。第1回の寄附先選定では、10の大学・大学院へ寄附をいたしました。新規で寄附先となった大学・大学院に対しては、2年次にも継続して寄附を行ない、3年次以降は寄附金の使用報告等に基づき選考委員会においてその後の寄附の継続について審査します。当財団では、この寄附制度を長く続けていきたいと考えております。今回第2回の新規の寄附先選定を行ないます。日本語関連の専攻課程を有する大学・大学院の関係者の皆さまには、是非本プログラムの趣旨をご理解いただき、当財団で進めます寄附先選定の作業にご協力を頂きたいと思います。
以下の要件のいずれかを満たす、タイの大学・大学院で、当財団指定の日本語教育に係る活動状況を把握するための調査票を提出期限までに提出した学校の中から、寄附先を選定する。
日本語関連専攻の修士又は博士課程、あるいはその両方を有する大学院
卒業時に日本語教員資格取得ができる大学又は大学院
日本語関連の主専攻課程を有する大学又はラチャパット大学
(教育大学)(学士号取得可能)
※但し、同一の大学法人で学士課程、修士課程・博士課程の両方を有する大学法人の場合、大学1、大学院
(修士・博士課程) 1と別の寄附先候補として扱います。また、同一の大学法人で日本語専攻課程を複数保有する大学法人は、併せて1つの大学として扱います。(地域・キャンパスが異なる場合も同様)
寄附金額と助成件数
1機関あたり日本円50万円相当(タイバーツで支給)を寄附します。(年間)新規で寄附先となった学校には、2年次には同額を継続寄附し、3年次以降の継続寄附については、寄附金の使用報告書に基づき選考委員会において継続して寄附するかを審査し決めます。
今回の新規の寄附件数は、5件を予定しています。
寄付金の交付日と助成期間、寄附金使用報告書提出日
寄附金交付日
2024年5月1日
助成期間
2024年5月1日~2025年4月30日
(寄附金使用可能期間)
寄附金使用報告書提出日
2025年8月31日まで
寄附金の用途について
「日本語教育」の研究支援費として、使途自由な寄附金とします。
※自由使途の使用例
教育メソッドの試行導入の為の日本語キャンプ、
日本語スピーチ大会等のイベント実施費用
調査又はプレゼンテーションの為の出張旅費
スタッフ人件費 等
選考方法
先進的な取組みを行う大学・大学院に集中して円滑に支援を行うため、公募は行いません。「助成の対象」の要件を満たす大学・大学院の事務担当の方に、日本語教育活動を把握するための調査票を送付しますので、これにご回答の上、当財団にご返送ください。当該調査結果に基づき、専門家により構成する選考委員会において寄附先を選定し、当財団理事長が決定します。
なお、第1回で既に調査票を提出いただいた大学・大学院は、専用の調査票に昨年度ご提出いただいた調査票をもとに更新が必要な調査項目のみ加筆修正のうえ、再提出をお願い致します。
調査票にご回答いただく主な事項
日本語専攻の学生数
日本語教員の輩出数
日本語専攻の学生の日本語能力試験(JLPT)のN1・2・3級別の取得者数
日本語教育及び日本語教員養成に関する研究論文の発表件数等
日本語教育カリキュラムの特長 (ユニークな点含む)
研究成果を実践に活用するために取り組んでいる活動・タイの子どもたちが日本語に興味を持つようにするために特に工夫しているメソッドや試行的な取り組み事例
地域(中部・北部・東北部・南部)での日本語教育・教員養成に関する取組み
調査票の回答・返送の期限 : 2023年7月頃より配布し、同年9月21日までに返送